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KAARA EXHIBITION
待春- 雪間の草 -
4 人の展覧会の最後を飾るのは素材と会話を続ける KAARA の作品群となります。 温めたり、切ったり、叩いたり、磨いたり、錆びさせたりしながら、
鉄との対話を長い間重ねてきた彼女の今回のテーマは待春。
冷たく硬く重い素材の鉄に彼女が対話しながら少しづつ手を施すことにより、
柔らかな形、そして植物が生えてきたかのような瑞々しさをも
感じさせるものに生まれ変わります。
冬の冷たい季節は、すべての生き物にとって春に芽吹くための大切な季節。
大切なものを体内で温め続けることが春を待ちわびることであり、
それは今のコロナ禍もその冬の時代であるといえるのです。
鉄という冷たい硬い素材が、ひとつひとつ、KAARA の手によって、
柔らかな芽吹きとなるその様を覗きにぜひいらしてくださいませ。